映画『オーメン:ザ・ファースト』ネタバレあり感想・考察レビュー|悪の誕生が描かれる静かな地獄の前日譚

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『オーメン:ザ・ファースト』とは?|どんな映画?

オーメン:ザ・ファースト』は、1976年に公開された名作ホラー『オーメン』の前日譚として制作された、宗教的オカルトと心理スリラーが交錯するホラー映画です。

舞台は1970年代のローマ。ある若き修道女が教会の闇に触れ、やがて「悪の誕生」にまつわる恐ろしい真実へと近づいていきます。聖職者たちの陰謀、信仰と恐怖の狭間で揺れる彼女の姿が描かれ、静かな狂気とじわじわと迫る悪意が観る者を圧倒します。

ジャンルとしてはクラシックな「悪魔ホラー」を現代的にアップデートした作品であり、雰囲気は重厚かつ荘厳。『エクソシスト』や『ローズマリーの赤ちゃん』といった宗教系ホラーの伝統を受け継ぎつつ、女性の内面に迫るドラマ性も兼ね備えています。

一言で言うと、「悪魔の子が生まれるまでの“静かなる地獄”を描いた、予兆と覚醒の物語」です。

基本情報|制作・キャスト/受賞歴・公開情報

タイトル(原題)The First Omen
タイトル(邦題)オーメン:ザ・ファースト
公開年2024年
アメリカ
監 督アルカシャ・スティーヴンソン
脚 本ティム・スミス、アルカシャ・スティーヴンソン、キース・トーマス
出 演ネル・タイガー・フリー、ビル・ナイ、ソニア・ブラガ、ラルフ・アイネソン
制作会社20th Century Studios、Phantom Four Films
受賞歴―(2025年7月時点では主要な受賞歴なし)

あらすじ(ネタバレなし)

舞台は1970年代のローマ。信仰に生きる若き修道女マーガレットは、教会の教義に疑問を抱きつつも、自らの信念を貫こうとしていた。

しかしある日、孤児院での赴任をきっかけに、彼女は次第に“ある赤ん坊の誕生”に関する不可解な出来事に巻き込まれていく。

周囲の沈黙、隠される過去、そして教会内部に渦巻く陰謀——。

やがてマーガレットは、自身の信仰と正義をかけて、真実を追う決意を固める。

果たして彼女が目にする「悪の起源」とは?

それは世界を変える“最初の予兆(オーメン)”となる——。

予告編で感じる世界観

※以下はYouTubeによる予告編です。

独自評価・分析

ストーリー

(4.0点)

映像/音楽

(4.5点)

キャラクター/演技

(4.0点)

メッセージ性

(3.5点)

構成/テンポ

(3.5点)

総合評価

(3.9点)

評価理由・背景

1976年の名作『オーメン』を前日譚として現代に蘇らせた意欲作であり、ストーリーは王道ながらも十分な緊張感と陰謀性があり、ホラーとしての怖さもしっかり構築されています。映像は70年代の空気感を再現したセットや照明、美術が秀逸で、音楽も荘厳さと不穏さを兼ね備えており非常に高評価。一方で、メッセージ性や構成についてはやや既視感がある構造や展開の予測可能性が評価を抑える結果に。主演のネル・タイガー・フリーの演技は高く評価されており、宗教と人間性の対立を繊細に演じきった点は見逃せません。

3つの魅力ポイント

1 – 前日譚としての完成度

『オーメン:ザ・ファースト』は1976年の名作『オーメン』へとつながる物語を丁寧に紡ぎ直した前日譚であり、シリーズのファンにとっては「謎の解像度」が高まる設計。細かな演出や象徴的なビジュアルが旧作とのリンクを示しており、オリジナル作品の神話性を深める構成になっている。

2 – 宗教と恐怖の交錯

カトリック教会を舞台に、信仰の名のもとに隠蔽される“悪”の存在を描いた点が本作の最大の特徴。祈りや儀式といった神聖な空間が逆説的に恐怖の温床となり、視覚的にも精神的にも不安定さを生み出している。ジャンルを超えて観る者の倫理観に問いかける構造が魅力。

3 – 主演女優の緊張感ある演技

マーガレットを演じるネル・タイガー・フリーの演技は、静かなシーンでも観客を惹きつける緊張感と内面表現に満ちており、宗教と人間性の狭間で揺れるキャラクターにリアリティを与えている。ホラー演技にありがちな誇張を避けた、抑制された表現が逆に恐怖を引き立てている点が秀逸。

主な登場人物と演者の魅力

マーガレット(ネル・タイガー・フリー)

本作の主人公。信仰と正義の間で揺れる若き修道女という難しい役どころを演じたのは、注目若手女優ネル・タイガー・フリー。彼女の演技は静と動のバランスが絶妙で、観る者の感情を巧みに引き込む力がある。抑制された表情や繊細な身振りを通して、宗教的葛藤や恐怖心をリアルに表現している。

シルヴェラ神父(ラルフ・アイネソン)

謎に満ちた存在感を放つ神父シルヴェラを演じるのは、『グリーン・ナイト』などで知られるラルフ・アイネソン。彼の低く重厚な声と鋭い眼差しは、キャラクターの不気味さと威厳を見事に体現しており、物語の緊張感を大きく高めている。

シスター・シルバナ(ソニア・ブラガ)

孤児院でマーガレットを導く存在でありながら、どこか掴みきれない雰囲気を持つシルバナ。演じるソニア・ブラガは、長年にわたって国際的に活躍してきた名女優であり、深みとミステリアスさを兼ね備えた佇まいで作品の精神性を支えている。

視聴者の声・印象

世界観がとにかく重厚で、引き込まれた。
前作へのつながりがわかりにくく、やや置いてけぼり感があった。
主演女優の演技が素晴らしかった。静かな恐怖を感じた。
ホラーとしては地味。もっと派手な展開を期待していた。
音楽と映像の美しさが際立っていて雰囲気に酔える。

こんな人におすすめ

『エクソシスト』や『ローズマリーの赤ちゃん』のようなクラシックな宗教ホラーが好きな人

物語の奥に潜む社会構造や権威への疑問に関心がある人

ジャンプスケアではなく、じわじわとした恐怖演出を好む人

映像美や美術セットの緻密さを重視する映画ファン

女性主人公の内面に焦点を当てた心理ドラマが好きな人

逆に避けたほうがよい人の特徴

即効性のある恐怖やジャンプスケアを求める人
物語のテンポが速くないと退屈に感じる人
宗教や信仰を扱ったテーマに抵抗がある人
旧作『オーメン』シリーズをまったく知らない人(前提知識がなく戸惑う可能性あり)
明確なカタルシスや爽快感を重視する人

社会的なテーマや背景との関係

『オーメン:ザ・ファースト』は単なるホラー作品にとどまらず、権威主義や宗教制度における抑圧構造といった社会的テーマを内包しています。物語の舞台は1970年代のカトリック教会。教義という名のもとに秘密裏に進行する陰謀は、宗教組織が持つ権力の強大さと不透明さを浮き彫りにしています。

主人公マーガレットの視点は、そうした組織の中で生きる「個人」の視点と重なります。信仰を持ちながらもその内実に疑問を持ち、真実を追い求める彼女の姿は、現代における個人の自立と組織への批判的まなざしの象徴とも言えるでしょう。これは単に宗教を描いているのではなく、会社・国家・教育といったあらゆる「秩序の名のもとに抑圧が生まれる構造」への警鐘とも読み取れます。

また、本作は女性主人公を据え、その視点からストーリーを描いている点でも注目されます。教会という男性優位な世界で、女性が「声を上げる」ことの困難さが如実に表現されており、これはフェミニズムや女性のエンパワーメントの側面とも接続しています。信仰の名のもとに従属を強いられる構造を描くことで、観客に対して「正しさとは何か」「誰のための真実か」という問いを突きつけるのです。

さらに、「悪」の誕生を描くというテーマ自体が、現代において社会的に排除される存在や価値観が、どのように作られ・定義されていくのかという“構造的暴力”や“スティグマ”の再生産に関するメタファーとも考えられます。ホラーの形式を借りながら、観る者に現実の構造的不条理を突きつける点において、本作は極めて現代的かつ批評的な映画と言えるでしょう。

映像表現・刺激的なシーンの影響

『オーメン:ザ・ファースト』は、映像と音響の両面で非常に高い完成度を誇る作品です。特に70年代ローマの空気感を再現した美術セットや衣装、陰影を巧みに操る照明設計は、視覚的な没入感を生み出しています。重厚で静謐な空間が、恐怖そのものを“見せる”のではなく、“感じさせる”ための装置として機能しており、クラシックなホラー映画としての品格を保ちながら、現代的なスタイリッシュさも融合しています。

一方で、本作には精神的に刺激の強い描写が随所に含まれています。暴力シーンは過剰な流血を伴うものではありませんが、拷問や出産、自己犠牲といったテーマに触れる場面があり、心理的なショックを受ける可能性があります。直接的なグロ描写は控えめながらも、暗示や音響効果によって不快感や不安を増幅させる演出が巧みに用いられており、観る側の想像力を強く刺激します。

また、カトリック的な宗教アイコンや儀式を扱った描写も多く、信仰に関するデリケートな感情を抱えている視聴者にとっては、心の準備が必要かもしれません。中でも、聖職者が関与する不穏な行為や、信仰と悪の境界が曖昧になるような構図は、宗教的な違和感や倫理的葛藤を喚起させる可能性があります。

全体として、本作は決して“怖がらせ”だけを狙った映画ではありませんが、じわじわと精神に浸透してくるような恐怖が軸に据えられており、映像表現もその効果を最大化する形で構成されています。ホラー耐性に不安がある方や宗教的テーマに敏感な方は、視聴前にあらすじや雰囲気を確認したうえで、適切なタイミングで鑑賞することをおすすめします。

関連作品(前作・原作・メディア展開など)

『オーメン:ザ・ファースト』は、1976年に公開された名作ホラー『オーメン(原題:The Omen)』の公式な前日譚として制作されました。したがって、シリーズ作品との関連を把握することで、より深い理解と恐怖を味わうことができます。

『オーメン』シリーズは以下の通り複数作が制作されています:

  • 『オーメン』(1976年):全ての始まりであり、ダミアンという“悪魔の子”の存在が描かれる。
  • 『オーメン2/ダミアン』(1978年):成長したダミアンが力を得ていく過程を描写。
  • 『オーメン/最後の闘争』(1981年):キリストと悪魔の最終決戦をテーマにした完結編。
  • 『オーメン4』(1991年):テレビ映画として制作されたスピンオフ的続編。新たな“悪”の誕生を描く。
  • 『オーメン666』(2006年):1976年版のリメイク。内容はほぼ同一だが現代的な演出に刷新。

また、2016年には『Damien』というタイトルで、ダミアンの成人後を描くテレビシリーズも制作されました。これは1976年版の直接的続編という位置づけです。

本作『オーメン:ザ・ファースト』は、時系列上はシリーズで最も早い物語であり、「ダミアンが誕生する以前に何があったのか」を描いています。そのため、初見の方でもこの作品から鑑賞を始めることは可能です。ただし、旧作における“オーメン”という言葉の意味や世界観の背景を知っていると、より多くの象徴や伏線を読み取ることができるでしょう。

なお、いずれの作品も明確な原作小説は存在せず、映画オリジナル脚本を基にしたシリーズである点も特徴です。設定の広がりとメディア展開によって、長きにわたって“悪魔の子”という神話を現代に語り継いできたことが、このシリーズの文化的価値と言えるでしょう。

類似作品やジャンルの比較

『オーメン:ザ・ファースト』は、宗教的題材と静かな恐怖、そして女性の内面に焦点を当てた心理ホラーであり、以下のような類似作品と比較されることが多いです。

  • 『エクソシスト』(1973年) ——少女に憑依した悪魔と神父の対峙を描いた傑作ホラー。宗教と悪の対立という構図や、儀式の重苦しさなどは本作と共通しており、「カトリックホラー」の代表格。
  • 『ローズマリーの赤ちゃん』(1968年) ——妊娠した女性に迫る不可解な出来事を通して、社会の圧力や女性性への支配を描く。『オーメン:ザ・ファースト』と同様に、“悪の誕生”を女性の視点から描く点が際立つ。
  • ミッドサマー』(2019年) ——宗教的儀式を通して共同体の狂気に巻き込まれる女性を描いた作品。ジャンルはフォークホラー寄りだが、美術や光の使い方、精神的恐怖の演出は本作と通じる部分がある。
  • 『セイント・モード/狂信』(2019年) ——信仰と狂気が紙一重であることを描く英国インディーホラー。小規模ながら強烈な宗教批判が込められており、本作の心理的な追い詰め方と重なる部分がある。

これらの作品に共通するのは、ジャンプスケアや派手な演出に頼らず、じわじわと心を蝕むような恐怖を描く点です。また、女性主人公を通して語られる“抑圧される側の視点”が中心となっていることも、大きな共通項となっています。

逆に、『死霊館』シリーズや『アナベル』などの商業ホラーとは、演出のテンポや驚かせ方、映像の明快さにおいて違いがあり、静謐で内向的なホラーを好む人にこそ響く作品群と言えるでしょう。

続編情報

『オーメン:ザ・ファースト』は、1976年の『オーメン』へとつながる前日譚(プリクエル)という構造のため、本作自体が“続編のような位置づけ”を担っています。そのため続編の発表には慎重な姿勢が見られますが、現時点での動向を以下に整理します。

1. 続編の存在
2025年7月時点では、公式に続編が発表された事実は確認されていません。ただし、物語の終盤では“次の章”を予感させる演出が随所に見られ、明確にシリーズ化を視野に入れた構成がとられていると多くの批評家が指摘しています。

2. 続編のタイトル・公開時期
現時点で続編の正式タイトルや公開予定時期の情報は出ていません。ただし、一部の海外メディアでは「The Second Omen」や「The Rise of Damien」などの仮称を予測する声もあり、ファンの間では続報を期待する動きが広がっています。

3. 制作体制(監督・キャストなど)
続編が制作される場合、監督アルカシャ・スティーヴンソンが引き続き関与する可能性は高いと考えられています。彼女は本作での監督デビューながら高い評価を受けており、今後のシリーズ展開を託される可能性があるためです。主演のネル・タイガー・フリーについても、演技力への評価が高く、物語に深く関わる可能性を残す形で物語が閉じられています。

4. プリクエル・スピンオフの形態と構成
本作は『オーメン』本編への橋渡し的役割を果たすプリクエルであり、続編が制作される場合、いわゆる“続編のプリクエル第2弾”という位置づけになる可能性があります。また、シリーズ世界観の中で新たな登場人物に焦点を当てたスピンオフ的展開も十分に考えられます。

以上のように、続編は未発表ながら、作品構成や物語の結末から見て「続きが作られる余地が十分にある」ことは明白です。今後の公式発表や制作会社の動向に注目が集まっています。

まとめ|本作が投げかける問いと余韻

『オーメン:ザ・ファースト』は、単なるホラー映画という枠を超えた“問いかけの映画”です。悪の誕生を描きながらも、それを止められなかった人々の葛藤、信仰と正義が交錯する中で揺れ動く人間の弱さと強さ、そして何より「善とは何か、悪とは何か」という根源的なテーマを観る者に突きつけます。

主人公マーガレットの視点から描かれる物語は、静かでありながらも力強く、観る者の心にゆっくりと浸透してきます。教会という権威に対する疑念や、自己犠牲の是非といった複雑な問いが物語の中に丁寧に織り込まれており、鑑賞後もなお考え続けたくなる余韻を残します。

また、演出面では過度に感情を煽るような派手さは控えられ、むしろ観客の想像力に委ねるような静かな恐怖が描かれます。これは近年のホラー映画における“内省的な恐怖”の潮流とも呼応しており、作品全体が静謐な雰囲気の中で張り詰めた緊張を持続させる点においても特筆に値します。

一方で、本作を通して観客が感じるのは、「運命に抗うことの無力さ」でもあります。どれだけ純粋であろうと、どれだけ真実に近づこうと、社会や信仰の構造がそれを飲み込んでしまう姿には、現代社会への暗喩を読み取ることもできるでしょう。希望があるとすれば、それは絶望の中でも「知ろうとする意志」「声を上げる姿勢」そのものにあるのかもしれません。

『オーメン:ザ・ファースト』は、1976年の名作に新たな意味を与えつつ、現代的なテーマと恐怖を重ね合わせた意欲作です。すべてを理解し終えたとき、きっともう一度“最初の予兆”を見直したくなる。そんな静かで深い余韻を持った作品です。

ネタバレ注意!本作の考察(開くと見れます)

OPEN

『オーメン:ザ・ファースト』における最大のテーマは、主人公マーガレットが「真実を知ってしまった者」としてどう生きるか、という点に集約されます。彼女が辿り着いた“赤ん坊の正体”と、それを生み出すために動いていた教会の暗部は、宗教組織というものが持つ本質的な“選別”と“隠蔽”のメカニズムを象徴しています。

特に印象的なのは、最終盤のマーガレットの選択です。一見するとそれは“受け入れ”とも“諦め”とも取れる行動ですが、裏を返せば「悪を産むという行為を、最も信仰深い者に委ねる」という皮肉が込められています。観客はそこで、「信仰とは加担なのか? それとも犠牲なのか?」という矛盾した問いに直面させられます。

また、作品中に散りばめられたモチーフ——鏡、胎児、ロザリオ、鳥の羽ばたき——はいずれも“変容”と“不可逆性”を暗示する記号として読み取れます。とりわけ、鳥が飛び立つ描写は自由の象徴にも見えますが、同時に“逃れられない運命”からの目眩ましにも映るでしょう。

教会側のキャラクターが一様に冷徹かつ信念に忠実であることも、本作における「組織の論理と個人の倫理」の断絶を浮き彫りにしています。物語の途中で提示される“選ばれし者”の概念も、裏を返せば“選ばれなかった者たちの犠牲”を前提としているという点で、非常にシニカルです。

結末では、マーガレットの運命は静かに決まりますが、その沈黙こそが最大の恐怖でもあります。観客にとっては、すべてが暴かれたあとの“静けさ”の中に、何を感じるかが試されているのです。

このように本作は、表面的な恐怖の裏に、宗教・組織・個人・運命といった多層的なテーマを織り込んだ思考型ホラーであり、観る者それぞれの立場や価値観によって全く異なる解釈が生まれるよう設計されています。

ネタバレ注意!猫たちの会話(開くと見れます)

OPEN
君…あの赤ちゃん、本当に“あれ”だったんだよね?僕、怖くて途中で耳ふさいじゃったよ…
でもほら、あの教会のごはんシーン、意外と豪華だったと思わない?パンとかチーズとかさ。
そんなことよりさ、マーガレットの決断…僕なら絶対ムリだよ。だって…あんな運命、重すぎる…
僕は正直、神父たちの目の光り方が気になっちゃって。あれ、絶対なにか食べてた後の目だと思うんだ。
もう…君ってほんと、ずっと食べもののことしか考えてないのかも…でも、あのラストの静けさは忘れられないよ。
あのラスト、実は僕のごはん隠されるシーンと重なって見えて…つまり、すべての悪の根源は空腹…!
全然違うよ!空腹じゃなくて深いテーマがあったでしょ!? ごはんに回収しないで!
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